スノーボードウェアのmm/gって何？
スノーボードウェアを選ぶとき、まずはどんなところをチェックしますか？ もちろんデザインやカラー、サイズも重要ですが、雪山での着用を考えるとスペックにもこだわりたいですよね。そこで注目すべきがmm/gという数値。では、じっくり解説していきましょう。
耐水圧と透湿性
スノーボードウェアのパフォーマンスを知るうえで、絶対に覚えておきたいのが耐水圧（mm）と透湿性（g）。通常、10,000mm/5,000g（もしくは10k/5k）といった形で表記されます。耐水圧とは、どの程度の水圧に耐えられる防水性を備えているかを表す数値です。例えば耐水圧10,000mmであれば、生地の上に1cm四方の筒を立て、そこに10,000mm = 10mの高さまで水を入れたときの水圧に耐えられる防水性を意味しています。一般的に、10,000mmあれば大雨に耐えられるとされています。雪山で快適な1日を過ごすには、耐水圧10,000mm以上が望ましいでしょう。ご心配なく。Burtonのスノーボードウェアは、耐水圧10,000mmが最低ラインとなっています。
そして、防水性と共に重要なのが透湿性です。透湿性とは生地の内側から外側へ蒸れ（水蒸気や湿気）を逃がす性質で、24時間にどれくらいの水分（g）を放出できるかを数値で表しています。この数値が低いと、外部から水が染み込むことはなくても、汗の蒸気でジャケット内部が蒸れてしまうのです。何もしていないときの成人男性で、1時間あたりの発汗量は約50g（24時間あたり約1,200g）が一般的です。軽い運動で約500g（24時間あたり約12,000g）、激しい運動で約1,000g（24時間あたり約24,000g）と言われています。透湿性が5,000〜10,000gほどあれば、リフトでまわすリゾートでは十分過ぎます。
ちなみに、ハイパフォーマスの代表格、GORE-TEXプロダクトにはmm/gのような表記がありません。理由は「実際のところ、GORE-TEXって何がすごいの？」で解説していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
10,000mm/5,000gのオススメセットアップ
 Women’s Lelah 2L Jacket & Women’s Melter Plus 2L Pants |
 Women’s Lalik 2L Jacket & Women’s Vida 2L Pants |
 Men’s Lodgepole 2L Jacket & Men’s Covert 2L Pants |
10,000mm/10,000gのオススメセットアップ
 Women’s Pyne 2L Jacket & Women’s Gloria Stretch 2L Pants |
 Men’s Frostner 2L Anorak Jacket & Men’s Southside 2L Pants – Slim Fit |
 Men’s Dunmore 2L Jacket & Men’s Cargo 2L Pants – Regular Fit |
15,000mm/10,000gのオススメアイテム
Living Lining®︎でさらに快適
Burtonでは、スノーボードウェアのライナー（裏地）に独自開発のLiving Lining®︎を採用しています。体温に反応することで常に快適な環境を提供するテクノロジーで、体が温まっているときには吸汗性が加速され、逆に冷えているときは熱を捕えます。Burtonストアでウェアを選ぶときは、ぜひLiving Lining®︎もチェックしてみてください。
今回は、スノーボードウェア選びで重要な耐水圧（mm）と透湿性（g）について解説しました。Burtonでは、雪山で必要なmm/gを備えたアイテムを豊富にラインナップしています。もしスペックでわからないことがあれば、お近くのBurtonストアやBurtonガイド（03-4316-4709）にご相談ください。ここには載っていない情報を教えてくれるかもしれませんよ。