ステイホームの達人、セプル・ラムズバッハー!

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Rider: Seppl Ramsbacher / Photo: Denis Janezic

「オーストリアでの撮影やイベントで、よく一緒に滑る機会があるよ! スタイリッシュで優しい、何より雰囲気が良いやつ!」藤森由香

ステイホームが続くなか、何やら楽しそうなことをやっているスノーボーダーがいる。Burton JapanのInstagramでご覧になった方もいるだろうが、ダンボールや布を使ってスノーボードムービー(?)を撮影、投稿しているのだ。彼の名前はセプル・ラムズバッハー。ヨーロッパをベースにしていること以外、あまり情報がない。そんなわけで、いきなりメールでインタビュー!

まず、簡単な自己紹介を。
こんにちは。俺の名前はセプル・ラムズバッハー。出身はオーストリアで、今はドイツ・ミュンヘンの近くに住んでいるよ。スノーボード歴は15年、Burtonのライダーになって8年が経つね。

ステイホームはどう? Instagramで投稿してる動画のアイデアはどこからきたの?
今のところ良い感じだよ。もちろんスノーボードがしたくてしょうがないけど、家族と過ごす時間が増えたってことはナイスだね。とにかくクリエイティブになる時間は山ほどあるんだ。そのおかげで、子供たちが俺だけのスノーボードパークを作ってくれたのさ。作業中は笑いっぱなしだった。チェアリフト、ゴンドラ、リビングでスノーボード、バーなんかが特に楽しかったね。逆にゴンドラを上手く引っ張るのは難しかったよ。

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これほど大きな紙に絵を描く機会ってなかなかないですよね
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このバーは常設したくなります……

AnonのMagna-Tech®ゴーグルでも遊んでいるよね?
子供が投げたレンズを顔でキャッチしようとしたのが始まりなんだ。それから、いろんなトリックを編み出したってわけ。今でも新しい動画を投稿しているよ。ぜひ、#magnetchallengeをチェックしてみて。

最近、家では何していることが多い?
ほとんどは子供たちの相手さ。地下にジムがあるから、毎日ワークアウトもしているよ。あとは料理。体に良いものを食べるようにしているね。

オンスノーでもオフスノーでも、やっぱりクリエイティビティって大事?
スノーボードでは、クリエイティビティとスタイルが最も大事なんだ。少なくとも俺はそう思う。どんなに難易度の高いトリックでも、クリエイティビティとスタイルに欠けていたら人々の記憶には残らない。逆にクリエイティビティとスタイルがあれば、きっとみんながキミの話題で盛り上がるはずさ。

スノーボーダーとして、特に思い出深い出来事を教えて。
たくさんあるけど、1つ挙げるとしたらアブソルートパークのコンテストシリーズで優勝したことかな。そのご褒美として、パークのチェアリフトに俺の名前と優勝した年が刻まれているよ。それがキッカケでBurtonからサポートされるようになったし、トリップに行ったり撮影したり、とにかく世界が広がったね。子供の頃の夢がかなって、最高に感謝しているよ。

どこで滑るのが一番好き?
やっぱり、アブソルートパークだね。パークは1.5kmもあるんだ。7つのエリアに別れていて、多種多様なアイテムが100以上はあるよ。俺とローペ(・トンテリ)、パーククルーでThe Stashも造っているんだ。それに、結構パウダーも調子良いよ。

先シーズンはDeep Thinkerに乗っていたけど、どうだった? 来シーズンは何に乗る予定?
どんなライディングにも対応できるから、Deep Thinkerはお気に入りの1つさ。ジャンプ、レール、パイプ、パウダー、グルーマー、何だって期待に応えてくれるボードだね。来シーズンもDeep Thinkerかな。あとはCustom。先シーズンの終盤はCustomに乗っていたんだけど、大きなジャンプで抜群に調子が良いよ。Burtonが20年以上も作っているボードだからね。おそらく地球上でベストなボードなんじゃないかな。

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ウッドのアイテムが並ぶパーク、それがThe Stash
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実は、着ぐるみのなかはセプル本人
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ジブからビッグジャンプまでをスタイリッシュにこなすセプル

日本で滑ったことはあるの?
まだないんだよ……。 いろんな人から、日本のパウダーは世界一だって話を聞くよ。機会があれば行ってみたいね。スノーボードはもちろん、東京観光もしたいし、Burtonストアにも行きたいよ。

今年の冬の予定は?
とにかく撮影する予定だよ。すでに2021シーズンに向けたプロジェクトも企画している。イベントもたくさんやりたいね。

最後に、日本のスノーボーダーにメッセージを!
まずはスノーボードを楽しんで! 何事も目標を立てて、それに向かってモチベーションを高めながら集中してほしい。あとは、いつでもハッピーでいてもらいたいね。いつか日本に行くことができたら、一緒に滑ろう!

ポジティブなバイブスあふれるインタビューでしたね。セプルはステイホームの達人ですが、もちろんスノーボードの達人でもあります。来シーズン、彼のスタイリッシュな滑りをたくさん見られることを期待しましょう!


ニホンノミナサン、イツカイッショニジャパウヲスベリマショウ!



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