The Burton Blog

25周年を迎えたChillの過去、現在、未来

1995年、Burton Snowboardsの創設者であるジェイク・バートンとドナ・カーペンターは、様々な問題を抱えるキッズを横乗りでサポートするため、特定非営利活動法人Chillを立ち上げました。

大好きな雪山で過ごす午後を想像してみてください。3月初旬、徐々に陽が長くなってきているのを感じると同時に、キラキラと輝く雪の上でターンをする度に日々のストレスが消えていきます。みなさんも同じような経験をしたことがあるでしょう。

両親がウインタースポーツ好きだった。雪山の近くで生まれ育った。始めたキッカケは人それぞれかもしれませんが、冬になると「スノーボードに出会えて良かった」と思うはずです。しかしながら、私たちが大好きなスノーボードに巡り合うチャンスがない人たちもいるのです。

スノーボードをより身近なものにするため、ジェイクドナは努力を惜しみませんでした。それだけでは飽き足らず、人生を学び、人として成長するためのツールとしてスノーボードを活用するというビジョンも持っていました。そして1995年、バーモント州のボルトンバレーで特定非営利活動法人Chillを立ち上げたのです。

25 Years of The Chill Foundation: Snowboard Program Participants
25 Years of The Chill Foundation: Riding Together

Chillとは?

Chillは、バーモント州バーリントンに拠点を置く特定非営利活動法人です。困難に立ち向かい、自信を育み、本当の自分を知るため、スノーボードやスケートボード、サーフィンといった横乗りを通じてキッズにキッカケを与えています。様々な状況に置かれたキッズと接するうえで、人生を学び、人として成長するための手段として横乗りを活用しているのです。さらにChillは、キッズが自分自身でいられるコミュニティでもあります。参加者の多くは地元の街を出たことすらなく、雪山へ行ったこともないのが現実なのです。

何度転んでも、自分で立ち上がって滑る。Chillには学ぶということを教えてもらったよ。プログラムのおかげで生き方が変わったんだ
– ディラン(Chill参加者)

社会福祉施設や精神保健福祉センター、児童養護施設、地元の教育機関などと密に連携し、Chillは10〜18歳のキッズを雪山に招待しています。もちろん、全ての費用はChillが負担します。

誕生から25年が経った現在、Chillは10の国、24の都市でプログラムを開催しています。日本にはChill Japanがあり、毎年全国のキッズをスノーボードに招待しています。

ライディングを通じて、お互いを刺激し合い、前向きに生きる。

これから紹介するのは、Chillの基本理念です。全ての活動における道しるべとなります。

ライディング: スノーボードは、単なるアクティビティではありません。横乗りは人生であり、物事を違った角度から見るための術でもあるのです。

刺激: 自然のなかでする新しい経験や挑戦には精神浄化作用があり、良い意味で刺激的なものです。また、他の参加者と同じ時間を共有することも成長に欠かせません。

前向き: 常に前向きな姿勢でいる人が、未来のリーダーになれるのです。

2020年は、Chillの誕生25周年に当たります。小さなリゾートから始まったChillですが、今では世界中の24の都市でプログラムを開催し、年間3,000人のキッズに横乗り体験を提供しています。Chillによって勇気づけられたキッズを見ていると、Burtonとしてサポートしていること、そしてこれからもサポートを続けていくことを誇りに思います。

Chillのプログラム

スノーボードはもちろん、北米ではスケートボードやサーフィン、パドルボードもプログラムに取入れています。各プログラムではアクティビティに加えてディスカッションなども行います。プログラムへの参加に必要なものを全て提供し、キッズに新しい世界を見せてあげるのです。新しい経験をし、難問や恐怖を克服することで世界は広がります。すぐに新しい世界は普通の世界となり、それを続けることで成長していくのです。

少しずつ前に進み、自分の限界を知り、必要なサポートを受ける。これが大切なのです。

Chill Skateloft Participant
Chill Snowboard Participant
Chill Surf Participant

Burton + Chill

BurtonとChillは同じような志を持っています。だからこそ、経済的なことだけでなく、ギアやボランティアという形でもサポートしているのです。ドナがChillの役員に就いているのはそのためなのです。

最初はスノーボードを習うためのプログラムでしたが、ターンを覚えるうえで必要なこと、つまり我慢や勇気は、人生において欠かせないものだと気づいたんです。以来、Chillはキッズの成長をサポートするプログラムになりました
– ドナ・カーペンター
25 Years of The Chill Foundation: Jake & Participants

これからのChill

今現在、Chillが最も力を入れているのは、より多くの国と地域でプログラムを開催することです。来年にはChill Europeが立ち上げられ、ドイツやスウェーデン、スイスでのプログラム開催を予定しています。過去にはオーストリアやチェコ、イタリアでも開催されていましたが、今後はChill Europeの主導でアップデートされることでしょう。もちろん、Chill Japanもさらなる飛躍を目指していきます。

Chillに寄付する

言うまでもなく、2020年は今まで見たこともないような年でした。だからこそ、キッズはChillを必要としているのです。そんなChillの活動も、全てはみなさんの寄付によって成り立っています。

あなたにとってスノーボードがいかに大きな存在か、今一度考えてみてください。より多くのキッズがスノーボードと出会えるように、ご支援をお願いします。

25 Years of The Chill Foundation: Chill Out
スノーボードのおかげで、自分に自信が持てるようになったの。一体感を感じることもできたわ。この経験は、一生私のもの。これからも滑り続けたい
– メディアン(Chill参加者)

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